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【POG】牝馬豊作の木村厩舎 ガルサブランカ&チェルヴィニアが快勝!(美浦発)

デイリースポーツ
  • 2023年08月19日(土) 11時46分
 6週間の新潟開催も今週から後半戦。筆者はついこの間まで函館に行っていたのに、気づけばもう秋の足音が聞こえてきています。中山開催からは3歳未勝利戦がなくなり、2歳戦が激増。ここからがPOGシーズン本番と言っていいでしょう。指名馬の出走を予定している方も多いと思いますし、どんどん盛り上がっていきましょう。相変わらず暑い気候が続きますが、お体に気をつけてお過ごしください。

 さて先週は新潟で注目馬が勝ち上がりましたね。まずは土曜の新馬戦(芝1600m)を勝ったガルサブランカ(牝、木村)。イクイノックスの半妹として注目を集めていますが、直線でいい瞬発力を見せてデビュー勝ちを収めました。まだまだ未完成のイメージですが、そのなかでのパフォーマンスとしてはかなりのもの。まだまだ伸びしろがありそうなので、偉大な兄に近づくようなキャリアに期待したいところです。

 そして土曜の未勝利戦(芝1800m)はチェルヴィニア(牝、木村)が単勝1・1倍の圧倒的人気に応えました。初戦で逃げた影響もあるのか、最初は少し行きたがっていましたが、ルメールがうまくなだめて追走。直線では後続を楽に突き放して、先が非常に楽しみになる勝ち方でしたね。次走は未定ですが、どの距離を選択してくるのかは興味深いです。ちなみに新馬戦で同馬を差し切ったボンドガール(牝、手塚)はサウジアラビアRC(10月7日・東京、芝1600m)に川田騎手で向かうことが発表されました。3着だったコラソンビート(牝、加藤士)がオープンのダリア賞を勝っており、初戦のレベルの高さは疑いようがありませんね。今後どういう活躍を見せてくれるか楽しみで仕方ありません。

 木村厩舎は既に勝ち上がっている牝馬が多く、どの馬がどこに使うかが注目されていますが、函館の新馬戦(芝1800m)を勝ったレガレイラはアイビーS(10月21日・東京、芝1800m)へ向かうことが発表されました。父は続々と勝ち馬を輩出している新種牡馬のスワーヴリチャード。オープンでの活躍にも期待したいですね。

 交流重賞で活躍したダノンファラオを半兄に持つモスクロッサー(牡、国枝、父ハーツクライ母クリスプ)は美浦で調整中。9月2日の新潟芝2000mでデビューを予定しています。鞍上は川田。

 函館2歳6着のバスターコール(牡、田村)はアスター賞(9月9日・中山、芝1600m)を目標に美浦へ帰厩。半姉にナミュールを持つ良血アルセナール(牝、木村、父エピファネイア母サンブルエミューズ)も先週に帰厩。牝馬ながら筋肉量が多くて見栄えがしますね。9月のデビューを目標に進められる予定です。(馬サブロー美浦支局・木村)

提供:デイリースポーツ

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