19日の新潟3R新馬戦に出走予定だった
エンブレムボム(牡)が、馬の取り違えで競走除外になった。レース前の装鞍所入所時に行われた特徴照合と、競走馬登録の際に馬のうなじに埋め込まれたマイクロチップ照合で判明した。管理する
森秀行師(64)には過怠金50万円が科された。
裁決委員による森秀師への聞き取り調査で、同厩舎が管理する同じく鹿毛の
エコロネオ(牡2)との取り違えが判明。7月28日に新規入厩した両馬は、今月2日にゲート試験をともに合格。事の発端は5日。誤ってゼッケンを入れ替えて調教し、その後は厩舎スタッフも2頭を取り違えたままとなり、同レースの出馬投票に際しても2頭を錯誤して投票した。なお実際の
エンブレムボムは、12日に
エコロネオ名義で放牧に出されている。森秀師が米国に出張中の出来事だった。
馬の取り違えによる競走除外は89年の2件以来、34年ぶりの珍事。2月25日の中山7Rで、
ホクトサイレンスと間違えて他馬を輸送。管理していた新関力師には過怠金10万円。7月15日の小倉6Rでは
エイティナイナーと
イチライムテキを取り違え。2頭を管理する谷八郎師に過怠金10万円が科せられた。
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