サ
マースプリントシリーズの5戦目であり、
スプリンターズSの前哨戦としても重要な役割を担う一戦。開催後半の馬場で施行されるため、良馬場でも1分8秒台、道悪になれば9秒台と時計が掛かる決着になりがち。
1.牝馬優勢
牡・セン馬より牝馬の方が成績が良いレース。函館開催だった13年を除く過去9回で、牝馬は複勝率は28.3%であるのに対し、牡・セン馬は複勝率14.1%。
2.差しも決まる
過去9回で3着以内に入った延べ27頭のうち、12頭は4角7番手以下だった。対して、4角3番手以内は9頭。直線が短いコースで行われるレースにしては差しも決まる傾向にある。
3.より長い距離での実績に注目
開催後半の洋芝でスタミナも求められるため、より長い距離でも実績を残してきた馬の好走が目立つ。昨年2着の
ウインマーベルは1400mのオープン勝ちがあり、3着の
ヴァトレニはオープン入りまでの4勝が全て1500m以上だった。他にも、20年9番人気3着の
ディメンシオンはマイル重賞で好走歴があった馬で、19年2着
タワーオブロンドン、3着
リナーテ、17年の勝ち馬
エポワス、15年の勝ち馬
ウキヨノカゼなども1200mより長い距離で実績があった。
ウォーターナビレラは昨年の
桜花賞で2着に入って以降低迷しているが、前走の
しらかばSでは33秒2の上がりで終いまで伸びており、復調途上にはありそう。開催が進み前走より時計が掛かる馬場になっていることはプラスに働くと見て、変わり身を期待したい。