今週は札幌で行われるス
プリント重賞「第18回
キーンランドC」を分析する。1着馬にG1
スプリンターズS(10月1日、中山)の優先出走権が付与され、秋を見据える上でも重要な一戦。過去10年の傾向から勝ち馬を探る。
【
ステップ】
北海道連戦組が圧倒的有利だ。王道は函館ス
プリントS組。【3・2・2・24】と7度馬券に絡んでいる。オープン特別のUHB賞組が【2・3・2・44】。勝率や連対率では見劣るが重要
ステップであることは明白。一方、G1組は【1・1・2・11】とやや物足りず。格より順調度と洋芝経験を重視したい。
【性齢】
牡馬&セン馬【3・5・4・77】に対し、牝馬は【7・5・6・47】と断然優位。単勝回収率も100%を超えており「夏は牝馬」の格言を地で行く結果だ。年齢別では4、5歳馬が中心。馬券に絡んだ30頭のうち20頭をこの2世代で占める。一方、6歳以上はわずか1勝。スピードが問われるレースとあって「若さ」は大きな
ファクターとなる。
【脚質】
短距離戦なので先行有利かと思いきや、4角3番手以内は【3・4・3・26】と特筆すべき数字ではない。注目は上がり3F。最速の馬は【4・2・0・5】で単勝回収率710%、複勝回収率201%と期待できる。2位の馬も白星こそないものの【0・3・2・6】の複勝率45・5%と好成績。開催後半に行われるので差しが決まる傾向にある。
【結論】
4歳牝馬
キミワクイーンが主役だ。前走の函館ス
プリントSは上がり3F最速の脚で快勝。このレースで求められる決め手と洋芝適性を示した。好メンバーがそろったが、重賞連覇へ死角は少ない。(データ班)
スポニチ