「
スパーキングサマーカップ・S3」(23日、川崎)
4コーナー手前で先頭に立った1番人気の
スマイルウィ(牡6歳、船橋・
張田京)が完勝。昨年2着の雪辱を果たし、重賞4勝目。同時に「
テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(9月20日・浦和)、「
日本テレビ盃・Jpn2」(9月27日・船橋)の優先出走権をゲット。2着には5番人気の
リンゾウチャネル、3着に7番人気の
コパノジャッキーと荒山勝勢が入った。
大外枠も関係なし。単勝1・8倍と断トツ人気に推された
スマイルウィが、スピードの違いを見せつけた。
道中は3番手の外に付けたが、3コーナー過ぎで馬なりのまま先行2騎をかわし去った。そのまま2馬身ほど引き離して直線へ。「先生から“あまり早く先頭に立つな”と言われてたんだけど、あまりに手応えが良すぎて」と初コンビの
吉原寛人(金沢)は苦笑い。陣営には昨年、ゴール前で首差かわされた悪夢もよぎったが、今年は違った。最後は手綱を抑える余裕さえあった。
川崎では2019年全日本2歳優駿(
ヴァケーション)以来の重賞Vとなった鞍上は「いいスピードがあって反応も良い。返し馬の感じから、乗り違えなければ勝てると自信を持って乗りました。まだまだ活躍してくれると思います」と太鼓判だ。
近2走が2着続き。昨年12月のゴールドC以来の重賞4勝目に、
張田京師も「ここは勝ってもらわないと困るからね。いつも全力で走ってくれる馬。頭が下がるよ」とご満悦。次走は
テレ玉杯オーバルスプリントへ。「これからは(JRAとの)交流レースを必ず狙っていきたい」。さらなる高みへ力を込めた。
提供:デイリースポーツ