まなみ
スマイルが暑さを吹き飛ばしてくれる。
新潟2歳Sで永島が自身3度目の重賞挑戦。“三度目の正直”を言葉だけに終わらせない手応えを感じている。
重賞初騎乗となった今夏
CBC賞の
アビエルト(12着)、
小倉記念の
エニシノウタ(9着)はともに格上挑戦に加え、自身もテン乗り(初騎乗)だった。だが、
新潟2歳Sでタッグを組む
ルクスノアはデビュー前から調教を任されていた馬。人馬のシンクロ度が違う。
「ゲート試験前から乗せてもらって、その時から2歳とは思えない
バランスの良さを感じていました」の言葉通り、初戦は危なげなく3馬身差の快勝。そこから、さらに状態を引き上げている。楽な手応えで坂路4F52秒8〜1F12秒0を刻んだ23日の最終追いにそれがはっきり感じられた。
「競馬に使ったことで凄く良くなっています。追い切りは抑えながら、いつでもはじけそうな手応え。一瞬の脚を使えれば重賞でも通用していいと思います」
信頼するパートナーへの期待が伝わってくる。「冬の寒さには耐えられませんが、夏は得意ですからね。小まめに水分を取るようにしています」と笑う20歳の額にキラリと汗が光った。メキメキと力をつけたわれらが“まなみん”が勇躍、新潟に乗り込む。
スポニチ