「新潟2歳S・G3」(27日、新潟)
7月の
CBC賞(
アビエルト=12着)で重賞初騎乗を果たし、
小倉記念では
エニシノウタ(9着)に騎乗した
永島まなみ騎手(20)=栗東・高橋康。デビュー前からコンタクトを取ってきた
ルクスノアとのコンビで、3度目の重賞に挑む。着実に
ステップアップを続けるデビュー3年目。得意の夏に栄冠をつかみ取るか-。
充実の季節だ。自身3度目の重賞挑戦で初タイトルを狙う
永島まなみ。この夏は重賞初騎乗を果たし、大きな舞台で手綱を任される機会にも恵まれた。
7月の
CBC賞で初めて背に受けた大歓声。「場内の雰囲気が違いましたね。レース前に拍手してくださったり、本馬場入場時の曲が平場と違ったり」と特別な空気に圧倒されたという。一人の勝負師として大いに刺激を受けた思い出の一戦を振り返り、「“こういう舞台で活躍できるようにならないと”と、改めて思いました」と、上のステージを意識するようになった。
今回コンビを組む
ルクスノアには、デビュー前の調教からまたがってきた。「ゲート試験の頃から、この時期の2歳馬とは思えない完成度でした」と第一印象を振り返る。新馬戦は追われると瞬時に反応し、後続を突き放す一方。「一瞬の脚を使える馬です。この馬の脚力を考えれば通用すると思います」と、重賞でもパートナーの力を信じ抜く構えだ。
連日の猛暑続きにも「寒いのは苦手で…。暑い方が好きです」と、むしろ歓迎ムードを漂わせる20歳。自らのコンディションも最高潮だ。ひと回り成長を遂げた3年目の夏。炎熱の越後路で、思い描いた理想を現実に変える。
提供:デイリースポーツ