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【新潟2歳S予想】世代最初のマイル重賞 左回り経験馬に要注意!

  • 2023年08月27日(日) 06時35分
 広い新潟競馬場の外回りコースを使用した世代最初のマイル重賞。向こう正面よりも最後の直線の方が長いコースだけに一瞬の脚というよりも、長く良い脚を使えるタイプが向くコース。キャリアの浅い2歳馬なれば、完成度の高さも重要なファクターとなる。過去10年の優勝馬のうち5頭が前走で新潟競馬場を経験しており、残り5頭も中京、東京から挑んできた馬。左回りの経験は重視したい。

 ◎クリーンエアは新潟競馬場芝1600m新馬戦優勝馬。当時、まったくの人気薄でノーマークの立場だったとはいえ、最後の直線ではインコースで行き場をなくし、後方に下げて外に持ち出す大きなロス。残り200m付近では絶望的な位置取りだったが、そこから力強く伸びた。父はラウダシオンモズメイメイを送り出したリアルインパクトで、母は米国産2勝馬。2歳6月に2連勝を記録した仕上がりの早い馬だった。祖母のフォレストアレスは6ハロンの重賞を2勝。1歳違いの全弟には米G1フランクJ.ドフランシス記念ダッシュSなど6勝のワイルドキャットエアーがいる血統で、仕上がりの早さとスピードは血統の裏付けがある。

 〇アスコリピチェーノは東京競馬場芝1400m新馬戦優勝馬。そのデビュー戦は、半マイル48.3秒のスローペースを出たなりのスタートで無理をすることなく後方外目で脚をため、残り400m付近で外に持ち出されると11.6秒-11.6秒のレースラップを楽に差し切った。父はマイルの大種牡馬ダイワメジャーで、祖母リッスンは英国GIフィリーズマイルの優勝馬。母アスコルティは、ローズS優勝タッチングスピーチ菊花賞2着サトノルークスの半姉で自身もJRA芝1400m以下で2勝。底力が要求されるマイルは得意とする血統だ。

 ▲ヒヒーンは阪神競馬場芝1600m新馬戦優勝馬。半マイル49.9秒のスローペースにやや行きたがるところを見せたが、巧みに折り合い4角をまわって先頭に躍り出ると最後の3ハロンは11.5秒-11.2秒-11.3秒の高速上がりと楽にマークして抜け出した。父ジャスタウェイは、自身も新潟2歳S2着馬で、最優秀2歳牡馬ダノンザキッドの父。母系は強烈な決め手を武器に活躍したブロードアピールにさかのぼるもので、英日ダービー馬同士の配合から生まれた母イイナヅケは、ワグネリアンの従弟でもある。成長力と底力も期待できる配合だ。

 △ルージュスタニングは中京競馬場芝1600m新馬戦優勝馬。半マイル通過49.4秒のスローペースをゆったりと好位で追走。そのまま4角をまわると11.7秒-11.6秒-11.4秒の加速ラップで楽に突き抜けた。父は圧倒的なスピードを産駒に伝えて19年から昨年まで4年連続米国チャンピオンサイアーの座を守り続けているイントゥミスチーフで、叔父に米3歳牡馬チャンピオンのアロゲートがいる血統。上手く流れに乗ることができれば侮れない1頭だ。

 △エンヤラヴフェイスは中京競馬場芝1600m新馬戦優勝馬。互角のスタートから二の脚利かせてハナに立つと、半マイル49.1秒のスローペースを2番手マーク。4角をまわるときの手応えは決して良くはなかったが、残り200m手前で先頭に立つと、後続を一気に突き放した。NAR年度代表馬サミットストーンの半弟だが、父がロージズインメイからエイシンヒカリへと変わりタイプも異なるようだ。

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