「2023
ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」が26日、札幌で開幕。
オーストラリアを拠点とし、2シーズン連続でG1を勝利している女性騎手
レイチェル・キング(33)が10Rの第1戦で差し切り勝ち、11Rの第2戦で2着。計50点で、2位
武豊に19点差をつけて首位ターンを決めた。
鮮烈なデビューで日本のファンを魅了した。WASJ初出場のキングが10Rの
ドーバーホークで豪快な差し切りV。激しいアクションでメンバー最速の上がり3F34秒9の末脚を引き出し、2着
タリアを頭差捉えた。
JRA認定Bランクの相棒で
JRA初勝利を飾り「最高の気持ちです。世界中の一流ジョッキーとこの場で競うことができて大変幸せ」と喜びをかみしめた。11RはCランクの
ポッドボレットで発走前に一度ゲートから飛び出て外枠発走のアク
シデント。それでも冷静に実力を引き出し、9番人気2着と奮闘した。
これまでWASJでの女性騎手は19年ミシェルの3位が最高。史上初の女性騎手Vに向け、キングは「これ以上ないスタートで
アメージングです。優勝目指して頑張ります」と力強くコメントした。
《
武豊は連覇へ2位》WASJ第2戦(札幌11R)はシリーズ連覇を目指す
武豊が
マイネルクリソーラで快勝。第1戦10着(1点)と合わせて31点の2位で折り返した。プレ
ゼンターのオートレーサー・森且行からトロフィーを受け取った
武豊は「“
ワールドオールドスター”なんて冷やかされているのでここだけは譲れません(笑い)。希望を持って日曜に臨めます」と語っていた。
スポニチ