「
ワールドオールスタージョッキーズ」(26日、札幌)
初日の2戦が行われ、
レイチェル・キング騎手(33)=英国=が見事な手綱繰りを披露。第1戦でJRA初Vを決めると、第2戦も2着に食い込んで計50ポイントを獲得し、首位に立った。2位は前回覇者で第2戦を勝った31ポイントの
武豊騎手(54)=栗東・フリー。団体対抗戦は、122ポイントを獲得したJRA選抜が20ポイント差をつけてリードしている。
オーストラリアで名をはせる女性の名手が、初来日でいきなりその手腕を発揮した。1番人気の
ドーバーホークと後方で折り合った第1戦で、鮮やかな直線一気。「最高の気持ち。世界中の一流ジョッキーと競うことができて大変幸せに思っていますし、第1戦を勝つことができて非常にうれしい」とJRA初勝利を喜んだ。
これで勢いに乗る。第2戦ではコンビを組む
ポッドボレットが発馬機内で暴れ、前扉を破損するアク
シンデントがあったものの、外枠発走から積極的に好位へ。9番人気の伏兵で2着に粘り込んだ。
2季連続G1を勝利して、今回の出場権を手にした。「これ以上ないスタートで
アメージング。優勝目指して頑張ります」。女性騎手初のシリーズ制覇へ視界は良好だ。
提供:デイリースポーツ