札幌11Rの第18回
キーンランドカップ(3歳以上GIII・芝1200m)は1番人気
ナムラクレア(
浜中俊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分09秒9(重)。1馬身差の2着に8番人気
シナモンスティック、さらにハナ差の3着に2番人気
トウシンマカオが入った。
ナムラクレアは栗東・
長谷川浩大厩舎の4歳牝馬で、父
ミッキーアイル、
母サンクイーン2(母の
父Storm Cat)。通算成績は14戦5勝。
レース後のコメント
1着
ナムラクレア(
浜中俊騎手)
「強かったと思います。休み明けでしたが、厩舎が上手に仕上げてくれていて、何の不安も無くレースに臨めました。きょうの馬場状態や傾向を考えると、14番枠はかえって良かったと思います。なるべく外目の馬場の良いところを通ろうと思っていました。
いろいろと上手くいきました。それほど後ろから行ってもこの馬場だと差し切れるかどうかわからなかったので、スタートを決めて、前半は好位で流れに乗りたいと思っていました。イメージに近い競馬ができたと思います。
去年は3歳で
スプリンターズステークスに挑戦して結果が出ず、今年も
高松宮記念で2着と、あと一歩のところまで来ています。
ナムラクレアと、長谷川厩舎と一緒にコンビを続けてやってきましたので、何とか次はGIをと思っています」
(
長谷川浩大調教師)
「昼くらいからかなりの雨が降って心配はありました。しっかり力を出してもらえればと思っていました。番手のこだわりはなかったです。外枠で焦って行かなくても良いかと思っていました。最後の脚には自信がありました。
乾いた馬場の方が良いと思いますが、着差をつけてくれたのは良かったと思います。陣営にとっては大きな1勝で、
スプリンターズSへ向けてしっかりケアしていきたいと思います」
2着
シナモンスティック(
松岡正海騎手)
「行く馬がいないと思って行きました。馬場がやわらかくなって、こちらに利があると思っていました。勝ち馬は強かったですが、充実した夏を過ごせました」
3着
トウシンマカオ(
鮫島克駿騎手)
「やりたい競馬はできました。馬場が良いところを通っていきました。時計を出せるタイプの馬なので、3コーナーの傷んだところは手応えが悪くなっていましたが、そこから盛り返してくれました。雨で馬場が変わったことがアンラッキーでした」
4着
シュバルツカイザー(J.モレイラ騎手)
「外枠から好スタートを切って、外の良いところを通ることはできましたが、そのぶんの(内外の)差はあったと思います。このクラスでもやれそうだと感じました。次の重賞につながる競馬でした」
5着
ヴァトレニ(
藤岡佑介騎手)
「4コーナーで外の馬に寄られて押さえ込まれてしまいました。こういう馬場は良かったと思います」
11着
ウォーターナビレラ(U.
リスポリ騎手)
「今日のような馬場は得意ではないと思います」
12着
タイセイアベニール(L.モリス騎手)
「彼はとても良い馬でしたが、やわらかい馬場で非常に走りづらそうにしていました。スタートは良く、良いポジションも取れましたが、本来の力を発揮することができませんでした」
ラジオNIKKEI