「
小倉2歳S・G3」(9月3日、小倉)
夏の小倉を締めくくる2歳王者決定戦。主役は福島の新馬戦で6馬身差の圧勝劇を演じた
ビッグドリーム。好位追走から4角で前の馬に並び掛けると、直線は後続との差をグングン広げるワンサイドVだった。全兄
ビッグシーザーは2歳秋の未勝利戦から
マーガレットSまで4連勝を飾り、葵Sでも3着と好走した素質馬。血統背景、勝ちっぷりからも期待は大きい。
18年覇者
ファンタジストを全兄に持つ
アスクワンタイムもV候補の一角。デビュー戦は展開不向きで2着に敗れたが、2戦目の未勝利戦では楽々と抜け出して5馬身差V。素質の高さを存分に示した。全姉には22年
北九州記念を制した
ボンボヤージがおり、小倉とは好相性の血筋。兄姉が重賞勝ちを決めた舞台でタイトル奪取だ。
九州産の
テイエムチュラランが不気味な存在だ。新馬-
ひまわり賞をともに完勝。中1週↓連闘とローテ的に楽ではないものの、スピードは十分通用しそうだ。
他では阪神の新馬戦を3馬身差で制した
ミルテンベルクや、
今村聖奈とのコンビで新馬戦を逃げ切った
セイウンデセオ、そしてセンス抜群の走りで中京の新馬戦を快勝した
キャンシーエンゼルも上位をうかがう。
提供:デイリースポーツ