日本でも活躍した
オーストラリアの
ダミアン・
オリヴァー騎手(51)が今年12月限りで引退すると、
オーストラリアの複数
メディアが30日に報じた。
地元の競馬専門
メディア「Racenet」は、「
オーストラリア史上最も偉大なジョッキーが、競馬を超えた驚くべきキャリアを経て 12月に引退する」と伝えた。51歳のベテラン騎手は、
オーストラリア競馬のG1競走で
メルボルンカップ3勝、
コーフィールドカップ4勝、
コックスプレート2勝、
ゴールデンスリッパー1勝などのビッグレースを含め128勝の記録を達成したと紹介している。
オリヴァー騎手は生まれ故郷でもあるパースで12月に行われるカーニバルを最後に引退する予定。同
メディアは「休暇の後はリフレッシュした気分で、また春を迎えたいと思っていた。パースは私にとってすべての始まりの場所なので、そこでキャリアを終えます」と同騎手のコメントを引用している。
日本では93年11月27日のヤングジョッキーズ
ワールドチャンピオンシップ(若手騎手国際招待競走)で初騎乗。
ダイナミックバードを2着に導いた。翌日には豪州の
ナチュラリズムで前年2着の
ジャパンCに挑戦したが、9着に敗れている。日本初勝利は短期免許で来日した2003年5月4日の3歳未勝利戦(
アポロバラード)。翌年の
天皇賞・春は
ゼンノロブロイとコンビで2着に好走したが、
JRAでの重賞タイトルはつかめなかった。また、2006年の
メルボルンCでは日本の
ポップロックを2着に導き、優勝した
デルタブルースと日本調教馬ワンツーフィニッシュに貢献した。
JRA通算245戦22勝。
スポーツ報知