G1・128勝を挙げた名手、
ダミアン・
オリヴァー騎手が年内で引退することがわかった。『Racing.com』をはじめ、現地の複数
メディアが報じている。
D.
オリヴァー騎手は1972年6月22日生まれの51歳。約35年におよぶキャリアで3000勝以上を挙げ、
メルボルンC・3勝、
コーフィールドC・4勝、
コックスプレート・2勝、
ゴールデンスリッパーS・1勝など数々のビッグレースを勝利。前述の豪州4大レースを全て制したのは過去8名しかおらず、G1・128勝は豪州のジョッキーとして歴代最多となる。
日本でも多数の騎乗経験があり、
JRA通算で245戦22勝。重賞タイトルは無いが、04年の
天皇賞(春)では
ゼンノロブロイとタッグを組み2着に入った。また、06年の
メルボルンCでは
ポップロックの手綱を執って2着に好走。
デルタブルースとの日本馬ワンツーフィニッシュに貢献した。
オリヴァー騎手は現地
メディアの取材に対し、「おそらく、
フランキー(デットーリ騎手)が最近6カ月間でやってきたことを見ると、彼の引退発表、引退ツアーが私にも少し
インスピレーションを与えたのかもしれない」と語り、同じく年内での引退を発表しているL.デットーリ騎手に関しても触れている。
引退レースについては「始まりの場所、パースで終わりたい」とし、12月に生まれ故郷パースで行われるサ
マーレーシングカーニバルになる見込みだ。