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【新潟記念】「凡走からのリベンジ」ストーリーが光る新潟記念…ならば注目はグランオフィシエとバラジ/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2023年08月31日(木) 18時01分
 夏競馬も残すところは1週。東のフィナーレを飾るのが9月3日の新潟記念(新潟芝外2000メートル)です。そんな同競走は過去10年で6回、3連単の配当が10万円超え。波乱のイメージが強いわけですが、その原因とも思えるデータを発見しました。

 過去10年の勝者の前走着順。前走重賞で掲示板を外した(6着以下の)馬が4勝。13年などは前走7、6、6着の馬が上位を占めるなど、凡走から再浮上するケースが目立ちます。前走が不振というだけで切ってしまってはいけない一戦なのです。

 今年の有資格馬は9頭。中でも注目したいのはグランオフィシエバラジの2頭。まず、七夕賞13着からの逆襲を狙うグランオフィシエ。池内助手に話を聞くと「前走は福島適性が一番の敗因でしたね。ただ、今回新潟への舞台替わりはいい方向に向いてくれると思いますよ」。広いコースに替わっての巻き返しを口にしていました。

 もう一頭は目黒記念6着のバラジ。鹿戸調教師は「目黒記念後はここを目標に調整してきました。前走はいい内容(0秒4差)でしたが、距離が若干長かった分、二千の方がいいかもしれないです。新潟は相性がいいのでコース替わりで改めて期待ですね」。こちらも好感触です。

 他にも前走・宝塚記念6着のプラダリア、前々走新潟大賞典で3着(前走・函館記念14着)のイクスプロージョンなどにも目が行きますが、これらは目黒記念3着のサリエラとダービー5着のノッキングポイントらと同様、人気サイド。振り返れば昨年のこのレースは、前走16着のカラテ(14番人気)が勝って、前走13着のユーキャンスマイル(13番人気)が2着。劇的波乱の流れが来ていると考えれば…よりマークの薄いリベンジ組を狙うのが得策でしょう。

 前記2頭は記者の見立てではグランオフィシエが2桁人気、バラジは8番人気あたり。筋書きにふさわしい馬です。駆け出しの暴走と軽視せず、ぜひリベンジ組激走のストーリーに乗っていただければと思います。

(美浦の大穴待望野郎・権藤時大)

東京スポーツ

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