「
小倉2歳S・G3」(3日、小倉)
新種牡馬
スワーヴリチャード産駒は、
ダリア賞で2勝目を挙げた
コラソンビートを筆頭に、計10頭が勝ち上がりに成功(先週終了時点)。2歳リーディングトップの11勝を誇る、今最も勢いのある血統だ。夏コク最後の重賞に、偉大な父の背中を追う期待馬が送り込まれる。
ドナヴィーナスだ。
初戦こそ2着に敗れはしたものの、2戦目では1分8秒3の好時計で逃げ切りVと、能力の高さを証明してみせた。庄野師は「スピードは間違いなくある。口向きや性格で難しいところはあるけれど、調教でだいぶ常識的になってきた」と成長ぶりを口にする。
父も手掛けた指揮官は「初年度から、ましてや2歳で重賞に送り出せるような馬が出てきて、やっぱり
リチャードはすごい。この産駒はどの馬も父のスピードと、母方の良さがどちらも引き出されている。優秀な種馬」と改めて感嘆の言葉を漏らす。「これまで自分が管理していた牝馬の子どもが戻ってくることはあったけれど、種馬の子どもが戻ってくるのは別の楽しみがあるね。頑張ってほしい」。厩舎一同の熱い思いを胸に、産駒初の重賞タイトルを手にしたい。
提供:デイリースポーツ