◆第59回
新潟記念・G3(9月3日、新潟・芝2000メートル、良)
サマー2000シリーズ最終戦は14頭立てで争われ、2番人気でハンデ54キロの
ノッキングポイント(牡3歳、美浦・
木村哲也厩舎、父
モーリス)が
北村宏司騎手を背に、
日本ダービー5着以来の始動戦で勝利を収め、デビュー7戦目で重賞初制覇を決めた。3歳馬の勝利は1984年の
グレード制導入以降、18年の
ブラストワンピース以来2頭目。
北村宏司騎手は先週行われた
新潟2歳Sの
アスコリピチェーノに続き2週連続の重賞勝利。勝ち時計は、1分59秒0。
2着には、19年勝ち馬で昨年2着で7番人気の
ユーキャンスマイル(
石橋脩騎手)が1馬身差で続いた。さらに首差の3着は10番人気の
インプレス(
菅原明良騎手)だった。1番人気の
サリエラ(
クリストフ・ルメール騎手)は7着に敗れた。
三浦皇成騎手(
バラジ=5着)「今日はゲートの駐立が悪かったです。結果的に上位にきた馬と同じようなポジションだったが、今回はいい時と比べて硬さもあって、動き切れなかったので、前で運びたかったです」
松岡正海騎手(
フラーズダルム=6着)「エンジンのかかりが遅いと聞いていて、出たなりかハナと話していましたが、ハナにいったら物見をしていました。理想は番手だったかもしれませんが、今回こういう競馬をしたことがいい経験になれば」
木幡巧也騎手(
ファユエン=8着)「いつもよりポジションを取っていきましたが、勝負どころでギアが上がるのが遅かったです。それでも最後はグイグイ伸びてくれて、狭いところを割って根性も見せてくれた」
戸崎圭太騎手(
イクスプロージョン=9着)「スタートがよかったし、いい感じで運ぶことができました。直線では一瞬、オッと思わせてくれましたが、残り100メートルで甘くなってしまいました」
ミルコ・デムーロ騎手(
マイネルウィルトス=10着)「上がりの速い勝負になって、他の馬に速い脚を使われてしまった。道中の手応えはよかったです。でも、仕掛けてからの瞬発力の差が出てしまいました」
菱田裕二騎手(
グランオフィシエ=11着)「勝ち馬の後ろにつけて、ギリギリまでついていければというプランでした。直線は離されましたけど、しっかりとレースはできました」
内田博幸騎手(
ブラヴァス=12着)「スタートはよかったし、無理に下げることなく、馬のリズムを大事に運びました。ラストは年齢的なものもあるのかな」
永野猛蔵騎手(
サトノルークス=14着)「理想的なポジションを取ることができて、前に壁をつくって、ひとためして運ぶことができました。トモ(後肢)に弱いところがあって、最後は苦しくなってしまいました」
スポーツ報知