「
京成杯AH・G3」(10日、中山)
得意舞台で弾みをつける。
インダストリアは2走前、今回と同じ中山芝マイル戦の
ダービー卿CTで重賞初V。この条件では3戦負けなし。さらなる飛躍を狙うには、ここは落とせない一戦となりそうだ。宮田師は「春は左回りでハミをかんで伸び切れなかった。右回りは追い切りでもスムーズで動きも迫力があります」と話しており、現状ではベストの設定と判断していい。
デビュー当時から鋭い末脚を武器に、厩舎関係者の期待は高かった。しかし、出世が遅れたのは、爪の状態が安定しない時期が長かったためだ。宮田師は「牧場から帰ってきて放牧先でも爪の懸念はあったので、急ピッチで詰めてきた感じで少し、(調整が)窮屈だった。ただ、トレセンに入ってからは問題なく、もう一段上げたいところ」と現状は沈静化している。
先月30日の1週前追い切りは美浦Wで単走。6F84秒0-36秒6-11秒3で、ラストは馬なりながら抜群の切れ味を披露した。師も「動きは良かったです。舞台は最適なんで、何とか8割くらいまでは上げていきたい」と好感触だ。鞍上は引き続きルメールを予定。“中山マイル戦の鬼”が、期待を裏切った
エプソムC7着から一変といく。
提供:デイリースポーツ