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【2歳馬格付けチェック】牝馬1位ボンドガール 能力底知れず 牡馬1位ダノンエアズロック センス抜群

デイリースポーツ
  • 2023年09月06日(水) 06時00分
 来春のクラシック戦線に向け、夏競馬が終了したこのタイミングで、現2歳世代を独断で格付けする。牡馬の1位はダノンエアズロックを指名。牝馬はボンドガールを選び、6月に東京での新馬戦を制した2頭がトップに就いた。

 牡馬1位はモーリス産駒ダノンエアズロックを指名する。22年1歳セレクトセールで4億5000万(税抜き)で取引された素質馬で、東京芝1800メートルの新馬戦を2番手から抜け出して快勝した。レースセンスがあり、V時計1分48秒1も高い評価を与えられる。半姉はマイル重賞3勝のプリモシーンだが、姉よりも距離の融通が利く。

 2位のシュトラウスは新馬戦を9馬身差で圧勝。ほぼ馬なりで後続を引き離したレースはインパクトがあった。新馬戦で鋭い決め手を発揮した3位のファーヴェントは、ダービー向きのタイプだ。

 牝馬1位にはボンドガールを選んだ。異父兄にダノンベルーガを持ち、6月の東京芝1600メートルの新馬戦を快勝した。ここで特筆したいのが1分34秒6のV時計。この時期の2歳馬が34秒台を記録しただけでも評価できるが、それを稍重馬場でマークした能力は底知れない。

 2位のチェルヴィニアは新馬戦でボンドガールに敗れたものの、続く新潟芝1800メートルの未勝利戦を6馬身差で圧勝した。母チェッキーノは16年オークス2着馬で、半兄は今年の新潟記念を勝ったノッキングポイントという血統。スケールは大きい。新馬戦をレコードタイムで制したカンティアーモが3位でランク入りした。

 ◆番外編…僅差でランクインを逃したルーラーシップ産駒のボルケーノ(牡、美浦・堀)。母スピードリッパーは重賞で3度の連対実績があり、近親に重賞勝ち馬のポップロックアナザーリリックがいる。東京芝1600メートルの新馬戦を1分34秒5(良)の好時計でV。2着コスモブッドレア、3着レガーロデルシエロが次戦を快勝したことから、レースレベルは高かったと判断できる。

提供:デイリースポーツ

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