◆第8回
紫苑S・G2(9月9日、中山・芝2000メートル)
今年からG2に昇格した第8回
紫苑S(9日、中山)は、牝馬3冠最終戦の
秋華賞(10月15日、京都)へ向けた最重要
トライアル(3着まで優先出走権)だ。
ソレイユヴィータなど、春の牝馬2冠馬
リバティアイランドと未対戦の素質馬が打倒女王へ名乗りを上げる。
ソレイユヴィータが3連勝と勢いに乗り、初の重賞に挑戦する。初の古馬との対戦となった前走7月の
松島特別では、14キロ増と減っていた馬体も回復し
パワーアップ。2番手から力強く抜け出し、2馬身半差の快勝を決めた。「3連勝しましたが、使うごとに良くなり、一戦ごとに力を付けている。この中間、間隔を空けましたがさらに良くなった感じです」と杉山晴調教師も成長力に目を細めた。
前走も含め、すべて先行策で勝利。中山は初出走となるが、先行有利が予想される開幕週の馬場は合いそうだ。「コースなど課題はありますが、力的には(通用する)と思っています」。ここでタイトルをゲットし、重賞ウィナーとして
秋華賞に向かう。
スポーツ報知