現地時間5日、イギリスのリポン競馬場1Rで行われた未勝利戦(芝1600m)で、イギリス競馬史上75年ぶりの珍事が起きた。
同レースは2頭立てで行われた。近2走連続で2着に入っていたT.マーカンド騎手騎乗のDoom(牝3、英・W.ハガス厩舎)が単勝1.04倍の圧倒的な人気。もう一頭のKarmology(牝3、英・K.バーク厩舎)は今回が初出走で、単勝は10.0倍だった。
道中は坦々と進み、最終直線でT.マーカンド騎手が満を持して追い出したがDoomの伸び脚は一息。一方、同馬の背後で虎視眈々とうかがっていたP.
ジャミン騎手騎乗のKarmologyは素晴らしい末脚で、そのまま一気に差し切り1馬身差で快勝した。
競馬
メディア『Racing Post』によると、1.04倍での敗戦は最安オッズタイ記録で、1948年
アスコット競馬場において2着だった
Royal Forest以来、75年ぶり史上2頭目とのこと。
Karmologyを管理するK.バーク調教師は現地
メディアに対し「適した番組が無かったのと、エントリー数が少なかったので使った。たった2頭しか走らないなんて信じられなかったが、うまくいきましたね」と喜びを語っている。