秋華賞トライアル「第8回
紫苑S」は今年からG2へ昇格。サタデーフィーバー、本番へ向けて見逃せない一戦だ。末脚に磨きをかけた
ヒップホップソウルが
オークス6着から
秋華賞切符(3着以内)を狙う。
ヒップホップソウルが極上の切れを見せた。横山武を背にWコース3頭併せ。
ジャングルキング(5歳2勝クラス)が先導し、後ろに
ゴールデンシロップ(5歳オープン)を従える形で最終リハは始まった。序盤はリズム重視のゆったりした走り。軽快なフットワークで徐々に前との距離を詰める。2頭の間に入った直線は馬なりのまま抜群の伸び。全体時計こそ5F66秒7と目立たなかったが、この日コース2位タイとなるラスト1F11秒3で内を走った
ゴールデンシロップに1馬身先着した。
30日の1週前追いはWコース併せ馬でラスト1F11秒1。さらに日曜(3日)は単走で直線強めに追って同11秒0。夏を越して末脚に磨きがかかった。木村師は「まだ左右の
バランスが良くないけど、馬体は大きくなっています。馬は元気そうですし、ポテンシャルの高さを感じていますよ」と成長を実感。初めてコンタクトを取った横山武は「口向きが難しい馬ですが、いい動きをしますね」と素質にほれ込んだ。
中山は新馬勝ちに
フラワーC2着と好成績。2000メートルは初めてとなるが、木村師は「スタートしてからコーナーまで距離があるので折り合いはつきそう。いかに自分のリズムで走れるかが鍵。うまく脚をためたいです」とレースを展望する。「まだまだ伸びる余地はある」と期待の大きい
オークス6着馬。G2昇格元年となるこのレースを制し、淀で待つ
リバティアイランドに果たし状を突きつける。
スポニチ