インダストリアの最終追いは、Wコースで僚馬2頭を追いかける形。ゆっくりピッチを上げると、直線でグッと加速する。馬なりのまま外
カズラポニアン(4歳1勝クラス)に半馬身先着し、5F66秒2〜1F11秒5をマーク。佐藤良助手は「右前の爪の不安がありながらで幾分、急ピッチの仕上げです。今日は目覚めさせるという意味もあって併せ馬。もう1週あったらというのはありますが、態勢は整ったと思います」と正直に手応えを伝えた。
しかし、陣営の要求レベルが高いのは、その素質を認めているからこそ。控えめな感触だった2走前・ダービー卿CTも鋭く伸びて重賞初勝利を手にしている。前走・
エプソムCは7着に敗れたが、今回は4戦3勝の中山。同助手は「左回りだと行きたがる面が出るので、東京では返し馬の時点で
テンションが上がってしまう。中山ではおっとりしているので」と舞台適性の高さに期待した。
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