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【セントウルS予想】セントウルSの真っ当な攻略法!? 距離短縮でわかる適性の有無

  • 2023年09月09日(土) 08時05分
 京都競馬場大改修の影響を受けて、2020年〜2022年までの3年間は中京競馬場で開催されていたセントウルSですが、その京都競馬場も無事に改修を終え、今年は4年ぶりに阪神競馬場の芝1200mで開催されることになりました。

 阪神競馬場でのセントウルSと言うと、2008年カノヤザクラ(1着→1着)や2009年1着アルティマトゥーレ(3着→1着)、2013年ハクサンムーン(1着→1着)、それに加えて2016年ネロ(2着→2着)、2017年ラインミーティア(1着→2着)など、新潟芝1000mのアイビスSDからの連勝又は連続好走馬が多いことで有名なレースでもあります。

 しかし今年のアイビスSD出走馬は、5着レジェーロと6着ジャングロの2頭のみ。連勝を期待できるような馬の出走はありません。よって このデータは今年は封印……と、ここで思考を停止してしまっても良いものでしょうか。

 たとえばアイビスSDからの連続好走が"夏の好調を維持して"のみならず、"短距離志向の馬に有利なレースだから"と考えた場合、どうでしょう。そこで調べてみたのが、セントウルS出走馬の距離短縮別成績です。

セントウルS、距離短縮時の連対率別成績
連対率50%以上  95戦【12- 7- 8-68】勝率13% 単勝回収158%
連対率49%以下  94戦【 1- 4- 5-84】勝率 1% 単勝回収 2%
合計      189戦【13-11-13-68】勝率 7% 単勝回収 80%
※現条件施行になった2007年以降。阪神開催のみ。
JRA成績のみの集計で、外国馬は除く。

 驚くべきことに、距離短縮時の連対率が50%を切っていたセントウルS勝ち馬は過去13年で2016年のビッグアーサー1頭しか存在しませんでした。距離が前走より1mでも短くなった場合に強さを見せているかどうか、ここがセントウルSを予想する上での重要なポイントになってくるのかも知れません。

 今年のセントウルS出走予定で、距離短縮時の連対率が50%を超えている馬はスマートクラージュ(3戦3連対で100%)、ピクシーナイト(1戦1連対で100%)、ジャングロ(3戦2連対で67%)、エイシンスポッター(2戦1連対で50%)の4頭だけ。残る12頭はすべて連対率49%以下のグループに分類されることになります。

 ただし、ビッグシーザードルチェモアの2頭は"距離短縮レース"への出走経験自体がありません。これは現在の条件施行になった2007年以降のセントウルSでは初めてのケースであり、この両頭に関しては一考の余地が残るところでしょう。

(文・岡村信将)

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