「園田オータムトロフィー」(7日、園田)
開催2日目の11Rで行われ、1番人気の
スマイルミーシャが最終4角先頭から押し切り、後続に5馬身差をつける圧勝で重賞4勝目を挙げた。2着は4番手から直線で外を伸びた3番人気の
マルグリッド、3着には勝ち馬をマークした2番人気の
ベラジオソノダラブが入った。
今年の兵庫ダービーを制覇した牝馬が、世代ナンバーワンの実力を改めて証明した。
スマイルミーシャが2番手につけた時点で陣営は勝利を確信。「想定通り。しっかり折り合って、しまいも伸びた。見ていて安心できた」と飯田良師。3歳重賞を走るのは今回が最後だ。
酷暑の影響で本来の出来ではなかった。「厩舎で調整して、暑さがこたえたのかな。いつもなら
ゴーサインを出すと、もっと勢いよく出て行く」と吉村智。それでも、最終3角から進出して同4角で先頭に立つと、後続を一方的に突き放した。この勝利で鞍上は地方通算3200勝を達成した。
次走は兵庫
クイーンカップ(10月27日、園田)を予定。「今後は古馬相手の牝馬重賞で中距離路線を考えている。この馬のように、その距離でしっかり走れる牝馬は少ない」と飯田良師。さらなる成長のために、現状に安堵(あんど)するつもりはない。
提供:デイリースポーツ