「アフター5スター賞・S3」(7日、大井)
ゴール前の競り合いを
ギシギシ(牡5歳、大井・栗田裕)が制し、
笹川翼とのコンビで約1年ぶりに重賞2勝目。1番人気に応えて「
テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(20日・浦和)、「
東京盃・Jpn2」(10月4日・大井)の優先出走権を獲得した。首差2着にJRAから転入した2番人気の
ジャスティン、さらに鼻差で3番人気の
マックスが3着に入り、順当な決着となった。
ゴール前は3頭による叩き合い。その真ん中から抜け出した
ギシギシ。昨年1番人気7着の舞台&近2走2着続きのうっぷんをまとめて晴らした。
序盤は2頭の激しい逃げ争いを見ながら絶好の3番手。3コーナー手前でややズブさを見せたか、前との間隔があいてヒヤッとさせたが、直線に入ると違った。先に抜け出した
ジャスティン目がけてラストスパート。競り合いを首差で制し、鞍上も左手で肩を叩き、そのまま軽く
ガッツポーズだ。
昨年7月の
習志野きらっとスプリント・S1以来になる重賞2勝目。その手綱も
笹川翼だった。骨折休養中の
矢野貴之に代わっての騎乗に「最後は必死でしたよ。重役を務められてホッとしました」とコンビ2戦2勝に安堵(あんど)。「短距離なら中央馬相手にもやれる馬です」と太鼓判だ。
地元での待望のタイトルに
栗田裕光師も「約1年ぶりに重賞を勝てて良かった」と目を細め、「今年目標としてきたレースだからね」と
東京盃からJBCス
プリント・Jpn1(11月3日・大井)のローテを発表。JRA勢相手に秋の大攻勢を宣言した。
提供:デイリースポーツ