「
京成杯AH・G3」(10日、中山)
逆転でサマーマイル王者へ導こうと松岡が張り切っている。現在4位の
ウイングレイテストは、2位の
メイショウシンタケの着順次第だが、勝てばシリーズ優勝の可能性を残している。主戦は「最後まで諦めないでいきます。この馬で重賞を勝つのが目標でもあるので」と意気込み十分だ。
6日の追い切りでも、
紫苑Sに出走予定の
ミシシッピテソーロと併せ、大きく追走して最後は併入。「やれば動いちゃうし、無理をせずに」と仕上がりには納得している。
マイル戦で大崩れはなく、シリーズ初戦の
米子S、2戦目の
中京記念で連続4着。畠山師は「前走も直線に向いてくるところまではいいと思っていたのに、最後で伸びを欠いて…」と悔しがる。だが、多くの馬が苦しむ猛暑にも「状態はできていますよ。この夏から成長の時期に入ってきた感じ」と、ようやく充実期を迎えたようだ。
さらに、もう一つのカンフル剤はブリンカーだ。1&2週前の追い切りで装着。松岡は「集中力とか攻めで動かないから着けるのではなく、少しだけ変わってくればいい」と期待。実りある秋を迎えるために、是が非でも勝ち切ってチャンピオンの座を手に入れる。
提供:デイリースポーツ