◆第8回
紫苑S・G2(9月9日、中山・芝2000メートル)
今年3月に新規開業した
上原佑紀調教師(33)=美浦=が、
秋華賞トライアルの第8回
紫苑S・G2(9日、中山=1〜3着馬に優先出走権)で、フルールとともに重賞に初挑戦する。
父は
マイルCS連覇などG1・5勝を挙げた
ダイワメジャーを手がけた
上原博之調教師。開業前に獣医や海外研修などで経験を積み、ここまで3月開業の4人中最多の9勝をマーク。「反省点も多いですが、スタッフは今までとやり方が違っても、僕の考えを理解してくれてありがたいです」とチーム力の成果を強調する。
フルールは転厩初戦の福島で初めて芝を使われ快勝し、前走の1勝クラスも勝利。開業後の“勝ち頭”となる2勝の活躍に「馬っぷりが良くポテンシャルが高いとは思っていた」と素質開花に声を弾ませる。
重賞初挑戦に「まだ緩さがあり、良くなるのはもう少し先」と慎重。だが、そのうえで「こちらが思っている以上のパフォーマンスを出してくれている。コース形態は合っていると思うので、どれだけやれるか楽しみ」と目を輝かせた。
スポーツ報知