◆第8回
紫苑S・G2(9月9日、中山・芝2000メートル=稍重)
今年からG2に格上げされた
秋華賞トライアルは3歳牝馬17頭によって争われ、
横山典弘騎手が騎乗した単勝4番人気の
モリアーナ(美浦・
武藤善則厩舎、父
エピファネイア)が鮮やかに差し切り、重賞初勝利を収めた。横山典騎手は55歳6か月18日での重賞勝利。これは2021年
レパードSの
柴田善臣騎手を抜く
JRA史上最年長重賞勝利だった。勝ち時計は1分58秒0。
2着に単勝2番人気の
ヒップホップソウル(
横山武史騎手)、3着に単勝9番人気の
シランケド(
国分恭介騎手)が続き、以上3頭が
秋華賞(10月15日、京都)の優先出走権を獲得した。
クリストフ・ルメール騎手(
キミノナハマリア=4着)「いい競馬はできたし、直線も来てはいたけど、坂を上がってからいっぱいになってしまった。それでもいいパフォーマンスはしてくれた」
石川裕紀人騎手(
ミシシッピテソーロ=5着)「折り合いよく、理想的な競馬はできたが、結果的に距離が長かった。適距離なら重賞のメンバーでもやれると思う」
松若風馬騎手(
ミタマ=6着)「内枠を生かす競馬をしようと思い、ポジションも並びも思っていた位置で競馬できました。プラス12キロも成長分で、馬は良くなっていました」
石橋脩騎手(フルール=7着)「初めて厩舎に来た時に乗ったが、そのときより精神的に成長していたし、体も動いている。ペースが速かったなかで、しまいよく伸びてくれた」
永野猛蔵騎手(
ニシノコウフク=8着)「トモ(後肢)に弱いところはあるけど、背中はすごくいい馬でした。内ラチ沿いから脚をため、4角でもいい手応えだったが、決め打ちしたぶん、少しさばくのに時間がかかってしまいました」
ミルコ・デムーロ騎手(
エミュー=9着)「スタート良く、いい位置で競馬はできたが、瞬発力に少し欠けた感じで最後の伸びもジリジリだった」
スポーツ報知