アイルランド競馬のビッグイ
ベント、G1
愛チャンピオンS(芝2000メートル)は9日、首都
ダブリン近郊のレパーズタウン競馬場で8頭立てで争われ、ライアン・ムーア騎乗の
オーギュストロダン(牡3=愛A・オブライエン、
父ディープインパクト)が道中3番手から直線で抜け出し、2着
ルクセンブルクに半馬身差で勝ち切った。
良馬場で勝ち時計は2分2秒68。最下位10着だった前走・
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスSから中5週で巻き返し、昨秋のフューチュリティトロフィー、今年の英ダービー、愛ダービーに続く4度目のG1制覇を飾った。
2番ゲートから五分のタイミングでスタートするとスッと行き脚がつき、前の僚馬2頭
ルクセンブルク、
ポイントロンズデールを視界に入れ、好位のインを確保。絶好の手応えで直線に向くとスムーズに進路を確保し、逃げ粘る
ルクセンブルクを捉え、外から追い上げた3着
ナシュワも振り切った。
オーギュストロダンは日本国内に6頭、海外に6頭しかいない
ディープインパクト産駒のラストクロップ(産駒の最終世代)で、
ディープインパクトの子は08年生まれの初年度産駒から全13世代G1制覇の偉業を既に達成している。
スポニチ