アイルランドG1
愛チャンピオンS(芝2000メートル)は9日、首都
ダブリン近郊のレパーズタウン競馬場で8頭で争われ、ムーア騎乗で1番人気に支持された
ディープインパクト産駒の英愛ダービー馬
オーギュストロダン(牡3=愛A・オブライエン)が道中3番手から直線の追い比べで逃げ粘る僚馬
ルクセンブルクを半馬身差で捉え、4度目のG1制覇を飾った。良馬場で勝ち時計2分2秒68。最下位10着に敗れた前走・
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスSから中5週で即、巻き返した。
レース後、地元
メディアのインタビューに応じたムーアは「美しく
バランスの取れた馬で、いい馬場でやれることが重要。最高のパフォーマンスを見せられてうれしい。古馬が相手でも勝てる馬だと証明してくれた」と相棒を称えた。
今季限りで引退、種牡馬入りプランがあり、次走の選択が注目される。米サラブレッドデイリーニュース紙欧州版は
ブリーダーズカップターフ(11月4日、サンタ
アニタパーク芝2400メートル)が有力と報道。A・オブライエン師は「
凱旋門賞(10月1日、パリロンシャン芝2400メートル)は軟らかい馬場になることが多いし、たぶん行かない。オーナーサイドはブ
リーダーズカップに興味がある」と米遠征を見据えた。
愛チャンピオンSを受けて大手ブックメーカー各社は
ブリーダーズカップターフのオッズを修正。英
コーラル社は3.5倍の
モスターダフ(牡5=英J&T・ゴスデン)に次ぐ2番人気、6倍に設定している。
スポニチ