阪神11Rの第37回
セントウルステークス(3歳以上GII・芝1200m)は14番人気
テイエムスパーダ(
富田暁騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分07秒2(良)。1馬身差の2着に2番人気
アグリ、さらに3/4馬身差の3着に5番人気
スマートクラージュが入った。
テイエムスパーダは栗東・
木原一良厩舎の4歳牝馬で、父
レッドスパーダ、
母トシザコジーン(母の
父アドマイヤコジーン)。通算成績は15戦5勝。
レース後のコメント
1着
テイエムスパーダ(
富田暁騎手)
「(自分自身は)重賞になるとなかなか勝てなくて、緊張もあって、結果が出ていませんでしたが、夏の北海道での経験もあり、師匠(
木原一良調教師)が、(定年引退まで)あと1年ほどのところで重賞を勝ててうれしいです。
ゴールに入った時は実感が湧きませんでしたが、周りの方におめでとう、と言ってもらえて、嬉しい気持ちでいっぱいです。もちろん、馬ありきのことなので、僕自身のことは……。でも、重賞を1つ勝てたことが、僕自身の成長につながっていけばいいと思いますし、これまで乗せていただいた関係者の皆さんに感謝して、これから1つでも多く勝てるよう、精進していきたいです。
この馬の形の競馬ができれば強いと思っていましたし、最近はちょっと成績が落ちていましたが、在厩で馬の具合はずっと落とさずに、厩舎の方が調教をしてくれていたので、本当に自信を持って臨めました。まずは無事に(秋の大一番まで)持っていけるよう調整して、大きい舞台に臆することなくチャレンジしていけたらと思います」
2着
アグリ(
横山典弘騎手)
「いい脚で来ましたね。頑張ってくれました」
3着
スマートクラージュ(
岩田望来騎手)
「内枠でもう一つ前のポジションだったら…前を捉えられず後ろから差される結果になってしまいました」
4着
ボンボヤージ(
川須栄彦騎手)
「立派な結果だと思います。返し馬からの感触も前走の小倉以上でした。インコースがいい状態なので、スタートを決めることに注意しました。インに入って
ビッグシーザーの後ろに入って、直線交わした時はこの馬の凄さを感じました。この舞台で素晴らしい走りでした」
5着
ロンドンプラン(
吉田隼人騎手)
「枠が良かったので、一歩目を気をつけて出すイメージだったのですが、大型馬で、気持ちもおっとりしていて、出負け気味になってしまいました。それでも出していったら反応してくれて、いいところにつけられました。きょうの馬場では前にいないと話にならなかったです。この競馬が次に生きてくれればと思います。もう少し距離があってもいいかもしれません。良く頑張ってくれたと思います。いい馬です」
6着
ジャングロ(
武豊騎手)
「一歩目は速くありませんでした。上手く出られたらハナを狙っていました。道中の感じは悪くありませんでした。ただ直線は伸びそうで、スパッとは切れませんでした」
7着
エイシンスポッター(角田大河騎手)
「今回は前回の
CBC賞の経験を活かしてゲートを出てから出鞭を使うような感じでしたが、いつも通りのこの馬のポジションでした。逃げ馬が勝っていますし、この馬もいい脚を使っています。前が止まらないのも想定しての競馬でしたが、また改めてですね。ポテンシャルのある馬ですから」
8着
ピクシーナイト(
戸崎圭太騎手)
「前々で競馬をしたかったのですが、スタートでつまずいて、後ろからになってしまいました」
10着
ビッグシーザー(
幸英明騎手)
「4コーナーまでの感じは上手に競馬をしてくれて、いつも通り伸びてくれたらと思っていたのですが、伸び切れませんでした。具合も良かったですし、どうして伸びなかったのかはわかりません。これからの馬ですし、これから良くなってくると思います」
11着
モリノドリーム(
鮫島克駿騎手)
「いつも中団から行く馬ですが、明らかに前が止まらない傾向の馬場だったので、スタートが決まるようなら位置を主張しようと思っていました。しっかり勝ち馬についていくぐらいの追走はできましたが、最後は苦しくなってしまいました。平坦コースの方がいいかもしれません」
ラジオNIKKEI