◆第41回
ローズS・G2(9月17日、阪神競馬場・芝1800メートル=3着までに
秋華賞の優先出走権)
ソーダズリング(牝3歳、栗東・
音無秀孝厩舎、
父ハーツクライ)の巻き返しに期待している。前走の
オークスは8着。道中の雰囲気が良かったわりにラストの伸びを欠いたのは、距離が長かったためだろう。600メートルの短縮はプラスになるはずだ。
デビュー前から調教で目立つ存在だったが、今回の帰厩後も絶好の動きを見せている。9月6日の1週前追い切りは、坂路で50秒7―12秒0の好時計。ス
プリントG1馬の
ピクシーナイトに先着した。「ほぼ仕上がった。来週はユタカ君(
武豊騎手)に乗ってもらって単走馬なりでいい」と音無調教師は満足そうにうなずいていた。
この
トライアルで権利を取らなければ、賞金面で
秋華賞出走は危うい状況。条件戦を好内容で勝ってきた馬たちにも目移りするが、デビュー2戦目の未勝利戦を楽勝した舞台で、再び高い潜在能力が全開するとみる。(吉村 達)
スポーツ報知