スマートフォン版へ

【若武者賞予想】若駒たちの将来を占う重要な一戦 トライアルを制したアジアミッションに注目

  • 2023年09月12日(火) 17時00分
 第1回若武者賞・SIIIが9月13日、川崎競馬場の1500mで2歳馬8頭が争う。昨年まで準重賞として行われていた、南関クラシックへの登竜門は今年、SIIIに格上げされての施行となった。鎌倉記念・SII(10月11日、川崎)のトライアル戦でもあり、上位2頭に優先出走権が与えられる。さらに先には同じく川崎で行われる全日本2歳優駿・JpnI(12月13日)も控えており、2歳の若駒たちの将来を占う上での重要な一戦だ。

 ここへのトライアルを制して参戦するのはアジアミッション。デビューからハナを叩き、初勝利を挙げた2走前はライバルに影も踏ませぬ快走で9馬身差の圧勝。続く前走の初陣賞は、これまでと一変し、3番手に控えての競馬を展開。スピードの違いもあって3コーナーで先頭となったが、1馬身半差の勝利。手綱を執った山崎誠騎手は「折り合いに進境があったし、控えても反応できた。素質はかなりある」と絶賛。一戦ごとに体重も増え、心身ともに成長著しい。フットワークの大きな馬で、距離延長も望むところだ。

 そのトライアル、初陣賞で2着だったのはパンセ。デビューから一貫して森泰斗騎手とコンビを組んで【1-1-2-0】と堅実な走りを見せている。前走は負けたとはいえ、終始外を回る競馬での2着。力負けではなく、位置取りひとつで逆転は可能だ。高月賢調教師も「追い切りは時計の出る馬場だったとはいえ、いい時計だった。動きも良かったし調子はいい」と仕上がりに自信を持つ。逆転Vを狙う。

 船橋から参戦するグラッシーズマンの母は、13年のこのレースの覇者で、その後東京2歳優駿牝馬を制覇、同年のNARグランプリ・2歳最優秀牝馬を受賞したブルーセレブだ。この馬自身の素質も高く、前走の新馬戦は逃げて3馬身差で勝利している。初川崎だが、持ち前の先行力が生かせる舞台だけに軽視できない存在だ。

 さらに、前走の船橋遠征こそ2着も、川崎での新馬戦を5馬身差で圧勝したコルベット。目下2連勝と好調なホークマンなども上位候補だ。

 2歳の若駒たちの熱い戦いのゆくえは、どうなるか。20時10分に戦いの火ぶたは切られる。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

◇川崎競馬特集ページには無料の予想コンテンツが盛りだくさん!

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す