JRAは12日、06年
オークス&
秋華賞を制し、同年の
JRA賞最優秀3歳牝馬および最優秀父内国産馬賞を受賞した
カワカミプリンセス(牝)が、けい養先の北海道新ひだか町・三石川上牧場で11日、起立不能となり死んだことを発表した。20歳だった。
同馬は栗東・西浦勝一厩舎から06年2月の阪神でデビューすると、破竹の5連勝で牝馬2冠を達成。G1・3連勝を狙った
エリザベス女王杯でも1位入線を果たしたが、直線で他馬を妨害したことにより、降着処分となった。その後は6歳秋まで現役を続けるも勝ち星は得られなかった。通算成績は17戦5勝。
西浦元調教師は「けさ(12日)聞きました。とても残念です。現役時代には夢を見させてくれた馬でした。(
エリザベス女王杯で)降着になったのは残念でしたが、どこまで強くなるのかと思わせてくれました。古馬になって骨折があり、思うような結果を残すことができませんでしたが、それでもよく走ってくれた。牝馬でもとても気が強かった馬でしたね。冥福を祈ります」とコメントした。
提供:デイリースポーツ