昨年のチャンピオンズCを制した
ジュンライトボルト(牡6歳、栗東・友道)が現役を引退し、種牡馬入りすることが12日に明らかになった。管理する友道師は「これからダート路線の体系が大幅に整備される中で、種牡馬としての需要が高まりそうないいタイミングなのかなと思って、引退させることにしました」と理由を説明。13日に競走馬登録を抹消し、北海道新冠町の優駿スタリオン
ステーションで種牡馬入りする。
キングカメハメハ産駒の同馬は芝で4勝してオープン入りしたが、5歳夏にダート戦に初投入されると才能が一気に開花。砂転向初戦の
ジュライSこそ2着だったが、
BSN賞↓
シリウスS↓チャンピオンズCと破竹の3連勝で一気に頂点まで上り詰めた。
さらなる飛躍を期待された今年は世界に挑戦。しかし、サウジC6着、ドバイワールドC15着と結果は振るわず、帰国初戦の前走・
帝王賞7着が最後のレースとなった。
友道師は「ウチの厩舎にとっては初めてのJRAダート重賞、さらにはG1まで勝ってくれた馬で、非常に印象深い一頭です。もともとは芝でオープンまでいってくれた馬ですし、二刀流で頑張ってくれました。その能力の高さ、特にダート適性を子どもたちに受け継いでくれれば、と思っています」と種牡馬としての今後の活躍を期待した。
提供:デイリースポーツ