9月7日にノーザン
ファームしがらきから栗東へ帰厩し、次走に
スプリンターズS(10月1日・中山芝1200m)を予定している
メイケイエール(栗東・
武英智厩舎)。帰厩した翌々日にCWで半マイル58.4秒の時計を出していたが、今朝13日はレースに向けた追い切りを本格的に開始した。
2022年3月5日以来となる、CWへの正面からの入場を9月9日に行っていたが、今朝も同じ
スタイル。1コーナーから2コーナーはゆっくりと進めていたが、6F標識を過ぎたあたりでいざ追い切りという形になって、加速していく。ちょうど3コーナーあたりで他厩舎の馬がいて、どうもそれを追い抜こうという気持ちが強い走りに。
追い抜くと少し落ち着いたような走りになって、4コーナーから最後の直線へ。トップスピードに入るというよりも、コーナーよりも少し加速した程度で直線を流し、ゴール前も馬なりでまとめるという内容だった。
時計は6F84.4-5F66.8-4F52.9-3F39.2-2F25.2-1F12.8秒。数字うんぬんよりも、久しぶりにCWを1周半しての調整を行っているあたりに近走不振からの脱却を期待したいところ。
スプリンターズSは一昨年4着、昨年14着と波のある結果になっているが、ファンも多い馬だけに、今後の復活へ向けた調整を期待したい。
(取材・文:井内利彰)