圧巻の推進力。女王
リバティアイランドに土をつけた唯一の馬
ラヴェルが改めて存在感を見せつけた。坂路の最終追いは単走ながら、抜群の行きっぷり。ラスト2Fは手加減しながらも11秒9―12秒8。叩き出した4F50秒8は堂々たる自己ベスト。これには安藤助手も満足げだ。
「良かったですね。2週前、1週前とジョッキー(坂井)に乗ってもらってリズム重視で反応も良かった。夏場はノーザン
ファームでいい夏休みが過ごせて、成長していると思います」と目を細める。
楽に刻んだ好時計が成長の証。昨秋の
アルテミスSで女王を完封した逸材が再び輝き始めた。
「背が高くなって体重も増えて帰ってきた。距離が短くなるのも問題ない。
オークスは勝てなかったのは残念ですが
ラヴェルの力はしっかり出し切れた。
秋華賞に向けていいレースができれば」と安藤助手は力を込める。3冠阻止の好敵手はやはり彼女しかいない。
スポニチ