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【ローズS】ソーダズリング、秋は攻めの調整で重賞初制覇狙う 武豊騎手「この馬の力を出せればチャンスはある」

スポーツ報知
  • 2023年09月14日(木) 06時05分
ローズS追い切り(13日・栗東トレセン)

 秋華賞トライアルの第41回ローズS・G2(17日、阪神=3着まで優先出走権)の追い切りが13日、東西トレセンで行われ、栗東・坂路で併走先着したソーダズリング武豊騎手(54)=栗東・フリー=が手応えを示した。

 滑らかな身のこなしが状態のよさを告げていた。ソーダズリングは栗東・坂路でモズブーナー(4歳2勝クラス)を2馬身追走。武豊が全く手綱を動かさなくても、息がぴったりと合った状態で楽々と加速する。ラスト100メートル過ぎに馬体を並べ、そして前へ出た。直線を描くような真っすぐな蹄跡を刻みつつ、51秒7―11秒9で半馬身先着。「いい動きでした。もともと、調教は動く馬だけど、相変わらずよかった」と能力を再確認した武豊は満足そうにうなずいた。

 秋は攻めている。蹄の故障などでデビューは今年2月(未勝利戦2着)と遅れたが、その後も月に1走のペースで続戦。春後半は状態の維持を念頭に置いた調整で、オークスは8着に敗れた。それ以来の実戦へ向け、この中間は2週前に坂路で51秒3を出すと、1週前はスプリントG1を勝っているピクシーナイトを併せ馬の相手に選択。スピードに秀でた僚馬を手応えで圧倒し、自己ベストタイとなる50秒7の好時計で先着した。

 「先週、先々週と時計を出していますからね。今日は出し過ぎないようにという感じでした」と生野助手。微調整のイメージだった当週もラスト1ハロンで11秒台が出ることが立て直された何よりの証しだ。「オークステンションが高かった。本来はそんな馬じゃない。この馬の力を出せればチャンスはあると思います」とレジェンドの信頼も全く揺らいでいない。本来の走りで初タイトルをつかみ、大舞台へ駆け上がっていく。(山本 武志)

スポーツ報知

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