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【ローズS】3戦2勝のブレイディヴェーグ 母の全妹ミッキークイーン同様ここから最後の1冠へ

東京スポーツ
  • 2023年09月14日(木) 18時01分
 2度の骨折に見舞われながら、ここまで3戦2勝のブレイディヴェーグ。2勝はいずれもワンサイドで、条件戦ではモノが違う印象だ。発馬に不安は残るものの、底を見せていない魅力がある。

 母インナーアージ(父ディープインパクト)はオークス秋華賞阪神牝馬Sを制したミッキークイーンウェルカムSなど5勝を挙げたトーセンマタコイヤの全姉。自身もサンシャインS(芝2500メートル)など4勝を挙げた。

 産駒には現2勝のインナリオ(父モーリス)、麦秋Sなど現4勝で前走プロキオンSで4着となったエルバリオ(父ドレフォン)がいる。

 祖母ミュージカルウェイ(父Gold Away)は仏重賞を3勝(G2ドラール賞、G3ラクープドメゾンラフィット連覇)。G1香港カップ、伊G1リディアテシオ賞で、ともに3着となった。

 前出ミッキークイーンの6歳違いの全弟となるザレストノーウェアは、19年のセレクトセールで3億6000万円で落札された超高額馬。7月9日、福島の障害未勝利でうれしい初勝利を挙げている。

 ブレイディヴェーグロードカナロア×ディープインパクトという種牡馬配合。同じ組み合わせでは、ファンタジスト(小倉2歳S、京王杯2歳S)、ボンボヤージ(北九州記念)、アスクワンタイム(小倉2歳S)の3きょうだいをはじめ、函館スプリントS2年連続2着のジュビリーヘッド、兵庫で重賞11勝のジンギがいる。

 母の全妹ミッキークイーンは15年ローズS2着の後、秋華賞を制した。ブレイディヴェーグも最後の1冠へ向けて、ここ(ローズS=17日、阪神芝外1800メートル。3着までに秋華賞優先出走権)で弾みをつけたいところだ。

(笹栗康昭)

東京スポーツ

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