阪神よりひと足先に、
スーパージョッキーが「アレ」を達成した。通算2000勝以上の騎手による騎手招待競走「第30回
ゴールデンジョッキーカップ」が14日、園田で行われ、
JRAから参戦した
武豊が総合優勝を飾った。
「久しぶりにこのシリーズに参加して、地方中央、垣根なくトップジョッキーが集まっていいレースをという、そういうレースに乗れるだけで、いい一日だったなと思う」
この日は、98年に
日本ダービーを初めて制した
スペシャルウィークの勝負服での騎乗。「袖を通した時にいろんな思いが頭をよぎった。僕にとっても特別な勝負服の1つ」。第1戦の8R
ファイティングジョッキー賞は
チェスターコートで11着だったが、続く9Rエキサイティングジョッキー賞を単勝1・2倍の大本命
ディージェーサンでV。11R・チャンピオンジョッキー賞は
ゴールドマイヤーで5着とし、3戦の着順ポイントでトップ(
山口勲と同点も3戦の最上位着順で上回る)とした。
12日の阪神―巨人戦では始球式を務めた。阪神は優勝へのマジック1としており、この日の午後6時からの巨人戦に18年ぶりのセ・リーグ制覇が懸かっている。「アレすることができて良かった。この服でこうやってアレすることができて、本当にうれしい」と笑った
武豊は、「中央も地方も、みんな一生懸命レース乗っているので、どちらも応援していただければ凄くうれしい」と話し、ファンの喝采を浴びていた。
スポニチ