「
ゴールデンジョッキーカップ」(14日、園田)
地方、JRAで通算2000勝以上の騎手12人が、開催5日目の8、9、11Rで練達の技を競い合った。JRAの
武豊(54)が8R11着、9R1着、11R5着の合計ポイント32で総合優勝を飾った。佐賀の
山口勲(53)が同じポイント数で並んだが、上位着順差で2位、高知の
赤岡修次(46)が合計ポイント30で3位になった。
どこにいても誰よりも注目を集めるのが
武豊だった。「久々にこのレースに出場して、しかもアレすることができて本当に良かった」。12日には甲子園球場の阪神-巨人戦で始球式を務めたが、阪神よりも先に優勝を決めるのがレジェンドらしい勝負強さだ。
この日は1998年に
日本ダービーを初制覇した
スペシャルウィークの勝負服で騎乗。レースでの着用は2013年9月22日の中山10R以来となる。「袖を通した時に、やはりいろんな思いが頭をよぎった。僕にとって特別な勝負服。この服でアレすることができてうれしい」と
武豊。その勇姿を目当てに、入場者は前日の1553人から約2倍の3048人にふくらんだ。
2戦目の9Rでは、兵庫県競馬の
永島太郎調教師が管理する
ディージェーサンで1着。特別な勝負服での勝利は08年7月27日の小倉1R以来となった。「単勝1・2倍だったので、多少のプレッシャーはあった。久しぶりにこの勝負服で勝ててうれしい」とレジェンドは15年ぶりの勝利の感慨に浸っていた。
提供:デイリースポーツ