「
戸塚記念・S1」(14日、川崎)
圧倒的な強さだ。断然人気の
ヒーローコール(牡3歳、浦和・小久保)が早め先頭から6馬身差の圧勝。
黒潮盃に続く重賞2連勝を飾った。3番人気の
マンダリンヒーローが2着。後方から追い込んだ7番人気の
タイガーチャージが3着に入った。
前走同様、王者不在なら負けるわけにはいかない。
ヒーローコールが6馬身差で世代ナンバー2の存在感を示した。
スタートも決まり、道中は2番手の位置。逃げた
ローアヴァンフレアを2周目の3コーナー手前でパスすると、あとは後続との差を広げるばかり。危なげない走りで単勝1・4倍に応えた。
黒潮盃に続く重賞連勝に、
森泰斗は「強いメンバーを相手に別格の強さでした」と満足そうにほほ笑み「誠二さんの後押しもあったかな」とデビュー戦から手綱を取り、その後、調教師に転身しながら8月20日に急逝した天国の左海師へ思いをはせた。
「(アメリカ出張中の小久保)先生からは“強気に、積極的に行け”と言われていたので、後ろを待たずに踏んでいきました。馬には“
ミックと再戦するまでは負けられない”と伝えながら追いました」と明かす。
次走は未定だが、王者
ミックファイアの待つダービー
グランプリ(10月1日・盛岡)も視野に入るか。「さらに力をつけていってほしい」。打倒
ミックを果たす日は確実に近づいている。
提供:デイリースポーツ