英国のクラシック3冠最終戦のG1「セントレジャー」が16日、ドン
カスター競馬場(芝約2900メートル)で行われ、ライアン・ムーアが騎乗した日本産の
ハーツクライ産駒コンティニュアス(牡3=愛A・オブライエン)が直線インから抜け出し、日本産種牡馬の産駒として初めて優勝した。
セントレジャーは1776年創設。3冠の中でも最も歴史が古く「世界最古のクラシックレース」とされる伝統の一戦。英3冠戦では18年2000ギニーを
サクソンウォリアー、今年の英ダービーを
オーギュストロダン(ともに
ディープインパクト産駒)が制しており、これで日本産種牡馬の産駒が英クラシック3冠を全て制したことになる。
コンティニュアスはアイルランドの競走馬生産チーム「
クールモア」が
母フラッフを日本に渡航させ、
ハーツクライと交配して誕生。
サクソンウォリアーは母同士が姉妹でいとこにあたる血統。英競馬専門紙レーシングポストによると、次走でフランスG1
凱旋門賞(10月1日、パリロンシャン)に参戦する可能性もあるという。
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