17日、阪神競馬場で行われた第41回ローズS(3歳・牝・GII・芝1800m)は、中団から脚を伸ばした岩田望来騎手騎乗の7番人気マスクトディーヴァ(牝3、栗東・辻野泰之厩舎)が、後方から馬群を捌いて追い込んだ1番人気ブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分43秒0(JRAレコード、良)。

　さらに1.3/4馬身差の3着に5番人気マラキナイア(牝3、栗東・吉岡辰弥厩舎)が入った。なお、2番人気ラヴェル(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)は14着に、3番人気ソーダズリング(牝3、栗東・音無秀孝厩舎)は8着に終わった。

　勝ったマスクトディーヴァは、父ルーラーシップ、母マスクオフ、その父ディープインパクトという血統。新馬を勝って2戦目の忘れな草賞は不利もあって7着に敗れたが、3戦目の今回と同舞台の1勝クラスで完勝。ここも連勝で初重賞制覇となった。

　なお、勝ち時計の1分43秒0は、シャフリヤールが21年毎日杯で記録したコースレコードの1分43秒9、エスコーラが21年7月に小倉競馬場でマークした1分43秒8を大きく更新するJRAレコード。

【勝ち馬プロフィール】
◆マスクトディーヴァ(牝3)
騎手：岩田望来
厩舎：栗東・辻野泰之
父：ルーラーシップ
母：マスクオフ
母父：ディープインパクト
馬主：社台レースホース
生産者：社台ファーム

【全着順】
1着　マスクトディーヴァ　7人気
2着　ブレイディヴェーグ　1人気
3着　マラキナイア　5人気
4着　アンリーロード　10人気
5着　ココナッツブラウン　8人気
6着　フォーチュンコード　14人気
7着　ラファドゥラ　9人気
8着　ソーダズリング　3人気
9着　セーヌドゥレーヴ　12人気
10着　リサリサ　11人気
11着　レミージュ　15人気
12着　コンクシェル　4人気
13着　アリスヴェリテ　13人気
14着　ラヴェル　2人気
15着　ブライトジュエリー　6人気
16着　トリオンファルマン　17人気
17着　ユリーシャ　16人気

＜ローズSダイジェスト＞

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