昨年の
京王杯2歳S、今年4月
アーリントンCと重賞を2勝し、5月の前走・
NHKマイルCで3着だった
オオバンブルマイ(牡3=吉村、父ディ
スクリートキャット)が今秋、
武豊とコンビ継続で
オーストラリアに遠征することが17日、分かった。
出走予定のレースは重賞に格付けされていないが、1着賞金525万豪ドル(約5億円)で23年世界高額賞金ランキング6位のザ・
ゴールデンイーグル(11月4日、ローズヒルガーデンズ芝1500メートル)だ。
吉村師は「オーナー(岡浩二氏)と相談し、直行で参戦することが決まりました。鞍上は
武豊騎手が乗ってくれる、とのことで非常に楽しみです」と明かした。
夏場は栗東トレセン近郊のキャニオン
ファーム土山で英気を養い、この日、帰厩した。当初、予定していた富士S(10月21日、東京芝1600メートル)を見送り、
オーストラリアに向かう。「牧場でリフレッシュできたと思います。これからレースに向けて、しっかり調整していきます」と遠征を見据えた。飛躍を期して、南半球の高額決戦に狙いを絞っていく。
▽ザ・
ゴールデンイーグル 19年創設。ローズヒルガーデンズ競馬場の芝1500メートルで開催される。昨年は賞金総額が1000万豪ドル(約9億5200万円)に増額された。
オーストラリアで最も有名な
メルボルンカップより賞金総額は高い。4歳馬限定戦(生産が半年ずれる北半球産は3歳馬)で、重賞格付けはない。過去4回でセン馬3勝、牝馬が1勝。昨年は20頭立てで勝ち時計1分28秒19。
スポニチ