9月18日の阪神11R・JRAアニバーサリーS(3歳上3勝クラス、ダート1800メートル＝16頭立て)は単勝1番人気のセラフィックコール(牡3歳、栗東・寺島良厩舎、父ヘニーヒューズ)が鋭い末脚を繰り出して、デビューから4連勝でオープン入りした。勝ち時計は1分52秒4(良)。

　スタートで後手に回り場内をどよめかせたが、それもごあいきょうだった。「後ろになりすぎて心配したが、強かった。本当に能力が高い」とミルコ・デムーロ騎手は絶賛。3コーナー手前で好位の直後まで進出し、直線を向くと、あっさりと抜け出し、2着に3馬身半差をつけた。

　「こういうパサパサの馬場がどうかなと思ったが、ミルコはむしろいいと言っていた。いい競馬をしてくれました」と寺島調教師も納得の表情。次走は「オープン特別からでしょう」と語ったが、無傷の4連勝と快進撃を続ける3歳馬の動向から目が離せなくなった。

スポーツ報知