現役最多タイの
JRA・GI3勝を挙げる
タイトルホルダー(牡5、美浦・
栗田徹厩舎)が、
オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)で重賞7勝目を狙う。
タイトルホルダーは父
ドゥラメンテ、
母メーヴェ、母の
父Motivatorの血統。
JRA最小馬体重勝利記録を持つ
メロディーレーンの半弟となる。これまで21年の
菊花賞、22年の
天皇賞(春)と
宝塚記念のGI3勝。重賞は6勝を挙げている。今年は始動戦の
日経賞を8馬身差で圧勝。連覇を狙った
天皇賞(春)では1番人気に支持されたが、右前肢跛行でまさかの競走中止。今回はそれ以来、5カ月ぶりの実戦となる。
平成になって以降、前走競走中止からの
JRA重賞勝ちは10回。平地に限れば90年ダービー卿CTの
ヤマノタンポポ、96年
マイラーズCの
ニホンピロプリンス、22年
ステイヤーズSの
シルヴァーソニックの3回しかない。現役屈指の強豪が“復活V”となるか、その走りに注目したい。