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【オールカマー予想】特殊コースでの再好走傾向は? 同コース重賞勝利経験馬5頭は要注意か?

  • 2023年09月24日(日) 07時35分
 競馬は今週末も引き続き「中山・阪神」の2場開催となる。

 重賞は、日曜日にふたつ。まずは中山競馬場でGII・オールカマー(中山・芝2200m)、そして阪神競馬場では菊花賞トライアルとなるGII・神戸新聞杯(阪神・芝2400m)が行われる。

 どちらも先のGI戦に向けての大事な前哨戦。今週はこのうちから中山のオールカマーをピックアップ。過去10年データを使って馬券ヒントを探っていこう(オールカマーの14年は新潟競馬場開催です)。

1.1番人気馬は4年連続で馬券圏外継続中?

 いつものように、まずは上位人気馬のチェックから。

 オールカマーは過去10年、1番人気馬はわずか2勝。16年ゴールドアクター、18年レイデオロだけである。どちらも関東馬。成績は【2-2-1-5】とあまり芳しくない。

 さらに近4年はすべて馬券圏外。19年レイデオロ、20年ミッキースワロー、21年レイパパレ、22年デアリングタクトという錚々たるメンバーが負けている。さて今年の1番人気馬は久しぶりに馬券圏内になれるのだろうか。

 ちなみに2番人気馬成績は【2-2-1-5】、3番人気馬成績は【1-3-3-3】。2番人気馬がほぼ1番人気馬と同レベル。馬券圏内キープ率は3番人気馬が70パーセントと一番高い。

 ほかには5番人気馬が近3年連続で連対中。頭数立ては年によってかなり大きく前後するレースだが、2ケタ人気馬の連対は過去10年でない。全体的に見ると、中位人気馬を積極的に馬券に絡めておきたい傾向が見える。

2.枠順に有利不利なしは中山芝2200mの特徴?

 中山芝2200m戦といえば、先週のセントライト記念と同じ距離コース。

 セントライト記念の傾向としては「枠順による有利不利はさほどなし。それでもやや内枠優勢の傾向。しかし1、8枠馬には勝利なし」と指摘。1番人気だったソールオリエンスは8枠に入って勝ちきれずに2着となった。

 オールカマーの枠順有利不利も大体似たような傾向。しかし勝馬は過去10年7枠以外すべての枠で出ている。馬券圏内30頭からは、やや7、8枠が少なめという感じだ。1枠から6枠までがほぼ満遍なく好走している傾向あり。

 特に1枠1番馬は相性良く、過去10年で【1-4-0-5】と半分の年で連対している。今年も1枠1番馬も一応チェックしておきたい。

3.関東馬が強いレース?

 これも先週のセントライト記念と同様に、オールカマーもわりと関東馬が好走しているレース。過去10年、すべての年で関東馬が上位3着以内に必ず絡んでくる。

 しかも21年は上位3頭すべて関東馬で独占していた。今年はジェラルディーナガイアフォースなど人気上位になりそうな強力な関西馬もいるが、3連系には関東馬を絡めておきたいところだ。

4.再好走傾向は、強い? それとも弱い?

 オールカマーの開催距離は中山の芝2200m。いわゆる非根幹距離で、中途半端な特殊コース感はある。そのせいか能力ある馬でも取りこぼすこともあるし、人気薄でもコース得意な馬は一気浮上もあるというわけだ。

 特に07年から09年までこのレースを3連覇したマツリダゴッホは、完全にお得意のコースだった。しかも同馬は同じコース距離のGII・AJCC、さらには有馬記念も勝っているいわゆる中山巧者だった。

 過去20年を見れば、ほかにもドリームジャーニートウショウシロッコウインキートスなどが複数年に渡ってオールカマーでは複数回馬券圏内になっている。

 さらに同じコース距離のセントライト記念AJCCを加えれば、中山芝2200m戦で複数回好走している馬はかなり多い。

 しかし過去にこのコースを好走したことがあるからといって過信するのも危険のようだ。

 過去に17年セントライト記念1着・18年AJCC2着・19年オールカマー2着だったミッキースワローも、20年のオールカマーでは1番人気に支持されながら5着敗北。18年にオールカマーを勝って、翌年連覇を狙ったレイデオロも19年には1番人気で4着に敗れている。

 今年は昨年オールカマー1着ジェラルディーナ、22年セントライト記念1着ガイアフォース、23年AJCC1着ノースブリッジ、21年オールカマー1着ウインマリリン、21年セントライト記念1着アサマノイタズラなど中山芝2200m好走馬が多数出走予定している。このなかに再好走する馬は隠れているのかも?

(netkeiba編集部)

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