9月23日の阪神8R・
野路菊S(芝1800メートル=7頭立て、2歳オープン)は、2番人気の
ヴェロキラプトル(牡、栗東・
高野友和厩舎、父
スワーヴリチャード)が中団から差し切ってデビューから2連勝を飾った。勝ち時計は1分46秒0(良)。
鮫島克駿騎手は「初戦は逃げ切りでしたが、きょうは内に行く馬がいたので行かせました。道中もう少し遅くなるかと思いましたが、流れて折り合いの心配もなく、なんならもっと距離があってもいいかもしれません。ラストも上がり勝負にならず良かったです。しぶといタイプです」と指摘した。
高野調教師は「スタートを普通に決めて、大外枠でしたから自由に動ける感じでした。結果、(騎手が)ああいう競馬を選択して前に壁がない状況でも、差し脚を伸ばすぐらいのリズムで走れていました。勝ち切ってくれて
鮫島克駿くんに感謝していますし、馬の能力も確かなのかなと思います」と納得の表情で喜んだ。
新種牡馬
スワーヴリチャードの産駒は、
札幌2歳S2着の
パワーホール(牡2歳、栗東・
昆貢厩舎)など初年度から活躍中。先週までに14勝を挙げ、2歳戦リーディングでトップに立っている。
スポーツ報知